七夕のお話

コウ「はい、今日は七月七日、七夕の日です。そういうわけもありまして、ここでちょっとお話をすることになりました」

アキ「まぁ、もともとはなろうの方でやってたのを移したって感じだけどね。ちょっとだけ書きやすいっていうのはあるかな」

コウ「そっちでやっていたのも、お姉ちゃんがやるって言いだしたことですし、今回も発端はお姉ちゃんなんですよ」

アキ「そうそう! コウって企画力がないからこうして色々やってあげないとダメなんだよね。もっと自分で考えて行動しなさいっ!」

コウ「普段自分で考えないのはむしろお姉ちゃんの方だと思うんですけど……」

アキ「そういうのは置いておくの。そんなわけで、説明よろしく」

コウ「そんな無茶ぶりな……え~と、はい。普段文章担当をやらせてもらっている"希詠"こと"コウ"です。ここでは、ふたりでPCを交換交換しながらちょっとずつ会話を作っていきます。行き当たりばったりなので、どうなるかはわかりません」

アキ「編集担当、"明綺"こと"アキ"です。まぁ、基本はコウの説明の通りってことで。一応やることはちょっとだけ決めてはいるんだよ? ほら、今回は七夕のことだって」

コウ「七夕っていうと天の川とか短冊とか、いいですよね。今年のお願い事はどうしましょう?」

アキ「私はもう決まっていたりするよ」

コウ「へ~、なんですか?」

アキ「凪喜坂の作品が売れますように」

コウ「ああ、そんなお願い事をすればよかったのかもしれませんね。私はまったくそんなこと考えませんでした」

アキ「というか、創作業やっててそういう願いを考えないことってあるの?」

コウ「私は売れることなんて考えてないです。あくまで自己満足ですし、ちょっとでも多くの人に読んでもらって楽しんでもらえたら嬉しいなってぐらいです」

アキ「あいかわらず消極的な……」

コウ「それに、公務員になったらもう小説家にはなれないんですよ? ならこうして儲からないだけの自己満足を続けるってことでいいじゃないですか」

アキ「まぁ、そうだね。黒字になる兼業は禁止だもんね」

コウ「そうです! うちの両親みたいに赤字になる農業をやっている場合は大丈夫です」

アキ「そういえばさ、さっき言ってた"ちょっとでも多くの人に読んでもらえたら"ってことを願い事にすればよかったんじゃないの?」

コウ「あっ……」

アキ「まぁ、今のは私が言ったから却下ね。他のを考えなさい」

コウ「わかりました。それならとっておきのを」

アキ「へー、どうなんの?」

コウ「"天然ボケがなおりますように"です」

アキ「あ~、うん、そうだね……」

コウ「なんですかその薄い反応はっ!」

アキ「だって、そのお願い何回目よ? 初詣の時もそんなこといってなかったけ?」

コウ「なおらないから仕方がないじゃないですか」

アキ「別になおさなくていいと思うんだけどね。コウらしいし、かわいいし」

コウ「そのレッテルをはがしたいんです! いつまでも子供っぽいままじゃちょっとイヤなんです!」

アキ「その発言がすでに子供っぽいからね。わかってる?」

コウ「それは……そうですけど。やっぱり子供のままじゃダメだと思うんです」

アキ「それはどうして?」

コウ「お姉ちゃんと双子のはずなのに年下に見られるし、来年で成人するのにお酒も買えそうにないし。未だに中学生と間違われるなんてあっていいことじゃないですよ?」

アキ「うちの家計はみんな若く見えるっていわれるからね。頭がさびしい人もいないし。それでもコウのは異常なぐらいだけど」

コウ「そういうわけで大人っぽくなりたいのです。目標はコンビニでお酒が買えるぐらいに。イエローダイヤモンドバタフライとか!」

アキ「それワインじゃん。ってか、夢小さっ! あと、まだ成人してないから買えないからね!」

コウ「夢は大きさなんて関係ないんです。小さくても積み重ねれば大きくなっていきます」

アキ「ああ、そう。でも、コウがやたら若く見えるのは本当になんでなんだろうね。身長が足りてないってわけでもないんだけど、やっぱりなにか幼いんだよね」

コウ「高校生のころ後輩の子に言われたことがあるんですけど、どうやら"先輩は小さいんじゃないんです、幼いんです、雰囲気が!"ってことだそうです」

アキ「何その迷言……」

コウ「とりあえず雰囲気が悪いらしいです。髪型でも変えてみればいいんでしょうか」

アキ「いや、たぶんそんなんじゃなかなかできないと思う」

コウ「じゃあ、やっぱり星に願うしか……」

アキ「ピンクの悪魔呼んできて星をつないでもらおうか」

コウ「それは"銀河に願いを"です。最新作でさりげなくノヴァさんが登場してきてビックリしました」

アキ「いつからあのゲームはスターフォックスになったんだろうね」

コウ「初代からシューティングはありましたし、むしろ前作になかったことが不思議なくらいです」

アキ「一応あるにはあったんだけどね。ほとんど空気だったけど」

コウ「前作はベルを使ってましたけど、今作はやっぱりミラーですね。マルクさんとお揃いですよ~」

アキ「相変わらずのコピーの選択だし……もう少し使えそうなの使ったら?」

コウ「私は自分が楽しいと思ったことをつらぬきます」

アキ「モンハンの笛も同じなのね。まぁ、コウらしいけど」

コウ「いつのまにかしらずしらずに好きになっているものってたくさんありますよ。それで、なかなか嫌いにもなれずにずっとそばにあったり。ぬいぐるみみたいなものです」

アキ「てかさ、そういうところが天然ボケに繋がってるんじゃないの?」

コウ「えっ……あっ、」

アキ「こりゃあ、なおるまでに何年をついやすか。もしかしたら老後までずっとこのままかもね」

コウ「それはかなり困ります!」

アキ「でもほら、天然ものの天然って珍しいしさ、なくすなんてもったいないじゃん」

コウ「それ、アプリのチャットでも言われました。結局困るのでちょっとだけでもなおしたいってことで落ち着いたんですけど」

アキ「コウの場合はちょっとだけでもなおすのに時間がかかりそうだよね。せめてなんにもないところで転ぶのだけはなおしたら?」

コウ「あれはアスファルトの出っ張りにつまづいたり、自分の足にひっかかってそうなるんです。それに私は転びそうにはなりますけどそうそう転びません」

アキ「どうやったら自分の足にひっかかるのかが気になるけど、まぁ、別にしかたがないとするか。で、なおせそうなの?」

コウ「注意はしているつもりなんですけど、難しいです」

アキ「じゃあ、無理ってことで。諦めなさい」

コウ「私は何かをしようとすることから逃げたくありません」

アキ「前作の主人公の言葉を使ってんじゃないの。というか、その言葉もなんだか子供っぽい感じがするよね。言いたいことはわかるんだけどさ」

コウ「エミルは子供として作ったキャラなのでそれでいいんです。むしろ変に大人びた言葉を言ったらキャラ崩壊します」

アキ「まぁ、そうだよね。というか、そう言うところも考えてたんだ。意外」

コウ「私は文章担当です。それぐらいできなくちゃダメなんです! ただ、あんまり合わないキャラだとそういうのがやりづらいんですけど」

アキ「感情移入ができないとただ傍観しているだけだもんね、そんなんじゃつまらない」

コウ「やっぱりすぐそばにみんないるので、ちゃんと話して行動を決めていけたらいいなって思います。ただそうすると、更新が遅れることになるんですけど」

アキ「駄文を積み重ねるだけの作品を読みたいか、それともきれいな言葉がちらばる本を読みたいか、答えは出てるでしょう?」

コウ「そうですね……ただ、さすがに最近はあんまり更新できてなさすぎてがんばらないといけませんけど」

アキ「最近はリハビリとのべるちゃんの方の文章とってやってるからね。あんまりやりすぎて身体壊さないようにね」

コウ「は~い、風邪には気を付けます」

アキ「とまあ、そんなわけで今年の願いが決まったと思う」

コウ「私は天然ボケをなおすこと」

アキ「私は作品の大ヒット!」

コウ「それから凪喜坂としては……読み手の心に届く物語を創ること……で、いいでしょうか」

アキ「まぁ、そんな感じだね。楽しんでやっていくってことも忘れずに」

コウ「それでは、今日はこれにてお開きとなります」

アキ「今日は空が晴れてたから、いい星が見えたよ」

コウ「ただちょっと肌寒いかったかもしれません」

アキ「夏はまだまだこれからだよっ! ってことでまた。バイバイ」

コウ「ここまで読んでいただきありがとうございました。あなたの願い事も叶いますように、お星さまに感謝です」

凪を臨む坂の途中

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